こんにちは。サービス事務の安髙です。

先日の台風2号に伴う大雨により被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

つたえファクトリーも周辺道路の冠水や設備の復旧作業のために営業を止めざるを得ない状況となってしまい、ご来店予定だった皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。

急な日程調整にご協力いただいた皆様、ご心配の言葉や差し入れを頂戴した皆様、本当にありがとうございました。

営業を再開した翌日はショールームが満席になる程たくさんのお客様にご来店いただき、忙しく仕事をさせていただけるありがたさを改めて実感した1日でした。

支えてくださっている皆様への感謝の気持ちを忘れず、よりよいサービスを提供していけるようスタッフ一同精進して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします!

それでは作業をご紹介していきたいと思います(^^)v 今回はE91 335iの修理作業です。

N55エンジンのウィークポイントとも言える燃料高圧ポンプの故障により、チェックランプが点灯し、エンジンが吹け上がらないという症状がありご入庫いただきました。

早速作業を見ていきましょう(`・ω・´)

燃料の高圧ポンプはインマニの下に取り付けられています。

高圧ポンプはインマニが付いたままでも交換可能ですが、今回はエンジンのコンピューター(DME)も交換する為、インマニを外して作業していきたいと思います。

インマニを外し、ひっくり返してみるとDMEが姿を現しました。

そして今回の主役がこちら(/・ω・)/ 真ん中に見えるのが燃料高圧ポンプです。

エンジンのバキュームポンプと同軸に付いていて、高圧ポンプも回る仕組みになっています。

インマニを外して作業スペースが確保できているので、ネジ3本を外すだけで簡単に外すことができました(*^^)v

高圧ポンプはとっても高額なので慎重に取り付けていきます(; ・`д・´)

インマニまで取り付けました!

ちょっと狭くて作業はしづらいですが、この状態でも高圧ポンプは交換できちゃいます(^^)v

スロットル、チャージパイプを付け、ようやく完成です!!

N54・N55などの直噴エンジンでは、高圧ポンプに負荷がかかりやすくトラブルが起きやすいため、予防的に対策品に交換しておくのがお勧めです。

とは言ってもとても高額な部品ですので、日頃からこまめにオイル交換をしたり、時々長距離ドライブに出てあげるなど、煤やスラッジを溜めないようにすることも大切ですね(*^_^*)

 

最後になりますが、私がこちらの「工場不定期日記」を担当させていただくのは今回をもってしばらくお休みになります。

つたえファクトリーに入社して8年半。BMWのことも自動車のことも何もわからない状態から、先輩方やご来店いただく皆様にたくさんのことを教えていただき、これまで楽しく仕事をさせていただいてきました。

女性事務員である私に対しても同じ目線で接してくださる方が多く、マニアックな話題を振っていただけた時は特に嬉しかったです(笑)

一旦現場から離れることがとても寂しく、この8年半を振り返ると涙が止まらなくなりますが、母になり逞しくなって戻ってきますので、その時には、またよろしくお願いします(*^^*)

私が不在の間はメカニック目線での不定期日記をお届けしていきますので、そちらも楽しみにしていてくださいね!

それではまたショールームでお会いしましょう♪

出産、頑張ります!!( `―´)ノ